薬剤師免許証携帯の最善手

薬剤師免許証というのはムダに大きい。B4サイズの賞状という様式である。携帯義務はないので常日頃は困ることはないが、職場が変わった際(これには同じ会社内での店舗異動も含む)には役所に原本を持参して手続きをする必要があり、どのように持って行くか頭を悩ますことになる。

それなりに苦労して取った資格であるので、免許証は折れたり破れたりしないよう丁寧に扱いたい。私の周りでは、そのために賞状用の筒を購入したという人が多かった。他にはハードタイプのクリアファイルに入れている人もいた。しかし、これらはどちらもかさ張る。クリアファイルなんて結局B4サイズのままなわけで、これではカバンに入らない。

そこで私が使っているのが、ラップの芯である。丸めた免許証を中に入れて持ち運ぶ。丈夫でコンパクト、かつ安価で入手可能。賞状筒と比べても二回りは小さい。これに優る薬剤師免許証の携帯手段はない、と私は確信している。

唯一の難点は、薬剤師免許証が中に入っていると思われないことだ。会社の薬事担当者に手渡したときには「なにこれ、ホントに入ってるの?」と笑われ、社内便で他の荷物と一緒に返却されてきたときには中身を確認したスタッフにゴミだと判断され捨てられるという少々笑えない事故を起こしかけたこともある。

なので、最近ではその対策として、ラップの芯ごと長封筒に突っ込むことにした。芯の半分くらいは封筒から飛び出しているので見た目のエレガンスさには欠けるが、それは甘んじて受け入れている。