ヨタバナシ

いかにして服薬情報提供料を算定すべきか

私は服薬情報提供料の算定ができない。そもそも、なにを情報提供すればいいのかが分からない。疑義照会するほどではないけれども次回診察時に患者から伝えるのではなくあえて薬剤師が事前に提供しておくべき情報にどんなものが該当するのか、イメージがわか…

調剤基本料に見合う価値

私が自分の処方せんを持って薬をもらいにいくとしたら、絶対にうちの薬局は選ばない。それは基本料が高いからだ。調剤基本料1(42点)+後発医薬品調剤体制加算3(30点)+地域支援体制加算2(47点)+連携強化加算(2点)=121点、つまり1210円分(自己負担割…

ドラッグストア店員は早起き

ドラッグストアの営業時間は長い。私が今まで働いてきた中で最長は7時開店・22時閉店の15時間営業。早番の日の勤務時間は7時から16時、遅番の日は13時から22時だった。 早番の日は朝5時に起きていた。むろん遅刻などは許されない。なので、確実に起きられる…

OTC薬剤師がいなくなる日

ドラッグストアに有資格者(=薬剤師・登録販売者)が常駐するルールが見直される。 デジタル臨時行政調査会(第6回)"デジタル原則を踏まえた工程表の確定とデジタル規制改革推進のための一括法案について"デジタル庁 ●一般用医薬品の販売等を行う店舗に…

自分のお給料は自分で稼ぐ

ドラッグストアでは、薬剤師は薬剤師だというだけの理由で、登録販売者や無資格のスタッフよりも高いお給料をもらっている。だから、その分は自分で稼がなければ申し訳が立たないと、いつも考えていた。 例えば、風邪薬をお探しのお客様が商品A(売価1200円…

私が目指す接客

同僚のおじいちゃん薬剤師が「胃薬はこれです」の一言だけの接客で店の推奨品を販売していた。そのおじいちゃんは異業種から定年退職後に転職してきたばかりで、市販薬の知識も接客の経験もなかった。胃薬をお求めのお客様にはその商品を紹介するようにと、…

薬局薬剤師の私がなぜWeb校正の仕事を始めたのか

その日も私はいつものように薬局の仕事の一つとして調剤録のチェックをしていた。処方せんを左に、調剤録をその右に置き、シャープペンシルの先で文字を辿りながら両者の内容に間違いがないかを確認していく。患者氏名、生年月日、保険情報、処方内容、と順…

理想の薬歴

最初に働いた薬局で「SOAPは起承転結だ」と教わって、当時調剤未経験だった私でもそれはちょっと違うんじゃないかと思ったものだけど、その後数か所の薬局で働いて、SOAPの書き方は人によってまちまちだとよく分かった。 私の観測によると、大きな分類として…

薬剤師免許証携帯の最善手

薬剤師免許証というのはムダに大きい。B4サイズの賞状という様式である。携帯義務はないので常日頃は困ることはないが、職場が変わった際(これには同じ会社内での店舗異動も含む)には役所に原本を持参して手続きをする必要があり、どのように持って行くか…

「洗口液」と「液体歯みがき」

「洗口液」と「液体歯みがき」って一緒くたにされがちだけど別物なんだよね。 「洗口液」=「マウスウォッシュ」 通常はブラッシングによる歯みがきにプラスαで使う だから、ブラッシングしたあとに口をすすぐ 殺菌・消炎目的で、ブラッシングせずに単品で使…

【漢方薬・生薬研修会】試問対策

日本薬剤師研修センターで実施の漢方薬・生薬研修会の試問のために勉強したことのメモ。 まずは過去問。これをやらなきゃ話にならない。 古典についてはこのwebページ(→中国本草書の基礎知識)、確認試験についてはこのwebページ(→生薬の理化学的評価(日…

ナツメ

日々穏やかに過ごすための精神的安定というのは漢方薬の効果として私が大いに期待するもので、実はこれまでにいくつかの市販薬を試しに飲んでみたことがあるが、これぞという処方にはまだ巡り合っていない。そして今回新たに試してみようと思ったのが甘麦大…

紫河車

紫河車(しかしゃ)という生薬の標本を見せてもらった。手のひらに乗るほどの大きさで、白っぽい、楕円体を半分に割ったような平たい形の塊だった。「これはヒト由来なんだけど、どこの臓器か分かる?」という講師からの質問に対して、ヒト由来などというこ…